進んで、戻って、また進む

大学中退した私が、心の事やネットの世界について考える、そんなブログ。

通信制大学のあれこれ

私は今、放送大学という通信制の大学で学んでいます。ちゃんとした正規の大学なので、決して怪しいとこではありません。

 

前回の記事で、中退する理由の一つに転学がありました。

普通の4年制大学に転学する人もいれば、スキルを身につけるために専門学校へ行く人も。

中には私のように、通信制の大学へ転学する人もいると思います。

 

そこで気になってくるのが、通信制大学って、普通の大学と何が違うの?って事だと思います。

私もまだ入学して日が浅い方なので、あまり詳しい事は書けないですが、ざっくりと説明していきます。

 

 

普通の大学と通信制大学の違い

学生が大学に通い、キャンパス内で学ぶのが一般的な大学です。

まず“大学”という言葉で思い浮かべるのはこちらですね。

 

一方通信制大学は、自宅での自主的な学習がメインになります。その為、社会人や主婦、諸事情で大学に通うのが難しい人にとっては、自宅で学べるというメリットが大きいです。

 

もう一つ大きな違いとして、多くの通信制大学では、入学時の学力試験が課されないという点です。

その為、高校卒業済や年齢等の基準さえ満たしていれば、誰にでも大学で学ぶ事ができます。

 

入学~卒業までの流れ

基本的に、一般的な大学とほぼ変わりません。

入学願書提出→合格通知→入学→必要単位取得→卒業、となります。

大学によっては卒論や研究なども必須ではないです。放送大学の場合は、やりたい人はやってもいいです、程度ですね。

 

講義の種類

大きく分けて、自宅学習スクーリングの2つに分かれます。最近ではスマホやPC、タブレットを用いたオンライン講義なんてものもありますが、こちらに関しては自宅学習で採り上げます。

 

自宅学習

通信制大学において、メインになる学習方法です。

教科書や印刷教材が送られてきて、それを読み込んで大事な所をまとめたり、過去問を探してきて解きつつ、分からない所を教科書で調べたりして、知識を得ていく方法です。

 

放送大学

 

自宅にいなくても、通勤中や出先で読む事もできるので、場所を選ばず学べるのが利点ですね。

 

最近では、インターネット上で講師とのやり取りをして学ぶ事のできる“オンライン講義”なんてものがあったりします。

課題やレポートをメールで送り、添削して返却してもらったり、分からない所を質問して、メールで返答をもらったり。

実際に講義を受けにいったり、紙の教科書で勉強するよりもはやく、スムーズな学習を行う事ができる学習方法となっています。

 

スクーリング

こちらは、実際に大学へ通い講義を受ける学習方法です。面接授業とも呼ばれます。

自宅学習とは違い、直接講師とのやり取りを行えるので、理解度が早いです。

また、同じ講義を受けている学生と交流できるので、交友関係が広がったり、お互いに高めあっていく事で、学習意欲の向上につながります。

 

スクーリングは短期集中が多いので、忙しい社会人でも、土日で集中してスクーリングを受けたり、夜間スクーリングなど、仕事外時間を利用して学ぶことも可能です。

 

試験

レポートや小論文の提出、大学でのテストがメインです。放送大学では学習センターへ行き、試験を受けるのが多いですね。

 

試験時間は固定の場合が多いので、働いている人にはちょっと辛いかも…

その為、テストで成績評価を行っている科目を取る場合は、試験時間も調べておくのが良いと思います。

 

年齢層

老若男女様々な人が在籍しています。若い人は少なめかも。

働きながら資格を取りたい人や、色々な分野を学びたい人、年を取っても勉強していたい人。

本当に色々な人がいるので、スクーリングや試験終わりなどで時間があれば、話に花を咲かせるのもいいでしょう。

人と話す事は、知識を得たり、心をリフレッシュしたりといいこと尽くしです。

 

部活動・サークル

通信制大学においても、部活動やサークルは存在します。

入る入らないは自由ですが、メジャーなものからちょっと変わったものまで様々なので、興味がある人は覗きに行ってみましょう。

 

ネット環境って必要?

大学によりますが、無くても一応は大丈夫です。学習センターなどにPCやタブレットが置いてありますし、使い方講座のようなものも開設されてます。

 

ただ、分からない事を調べたり、大学からのお知らせを確認する事は大切ですので、ネット環境はあった方が楽になります。

 

とはいえ、無理にPC買ったりまでする必要はないです。今はスマホ1台あれば大抵の事はできる時代なので…

 

まとめ

以前は通信制大学の卒業率は2割程度と、かなり低い水準でした。今では学生へのサポート体制が充実していたり、モチベーション維持に力を入れていたりで、卒業率7割程度まで上昇しているようなところもあります。

 

一般の大学にも劣らないハイレベルな講義が展開されている事もあるので、気になった人は調べてみてくださいね。

 

退学すること

大学を退学するというのは、休学よりも重い決断になります。

私も大学を退学する時は悩みました。退学願を提出した瞬間の事もよく覚えてます。

ですが、自分で決めた事。後悔はしていません。

 

今回は、退学する事について少し書こうと思います。

 

<目次>

 

退学について

退学するとどうなるの?

大学を退学すると、“大学中退”となり、高卒と同じ扱いになります。就職を考えている人は、嫌でも気にしなきゃいけない事ですね。

 

また、奨学金を借りていた場合、退学してから約半年の7か月後から返済を開始しなければなりません。

普通に高校、大学を卒業して就職するよりも、退学者の就職は大変です。そのような状況で、奨学金の返済もしなきゃならない。

 

どれだけ大変か、想像がつきやすいのではないでしょうか。

 

退学の理由

少し前のデータですが、文部科学省が中途退学者の状況について調査した結果を公表しています。

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(出典:文部科学省 平成26年9月25日 学生の中途退学や休学等の状況について

一番大きな理由は経済的理由で、学費が払えないなどの金銭的な問題が大きいんですね。

次いで転学。私が退学した理由はこちらになります。

そして学業不振、就職などと続いています。理由は様々ですが、年間2.65%の人が大学を中退しているそうです。

 

退学理由は様々ですが、なんやかんやで多いのは

 

「何のために大学にいってるんだろう」

「お金払ってまで大学に行く価値があるんだろうか」

 

と、実際に入学してから疑問に思って悩んでしまい、大学へ通う意味を失ってしまうからなんじゃないかな、とも思います。

入学前と入学後で、大学の印象がガラッと変わることは多いですしね。

 

退学の手続き

ここからは、実際の退学手続きに関して書いていきます。

休学手続きとさほど変わらないので、お時間のある方はこちらも見て頂けると幸いです。

 

otapon-95.hatenadiary.jp

 

退学する時は、学群教務など(大学による)に退学理由を申し出て、“退学願”を受け取ります。

この退学願には、

  • 本人情報
  • 退学の理由
  • 退学の期日
  • 退学後の連絡先

を記入する欄があります。本人情報と退学の期日は、特に間違いの無いように書きましょう。

 

退学理由は、休学の時と同じく簡潔に、分かりやすく

 

金銭的問題であれば、

「大学の学費を納入する事が困難になったため」

 

転学や就職の場合であれば、

「~~大学(または就職先)へ転学(就職)するため」

 

程度でもおそらく大丈夫です。 

 

その後、親の直筆サインと印担当教員の印学群長の印を頂いてから、学群教務へ提出、ひとまず完了となります。

 

退学が認められれば、退学許可証が届きますので、お世話になった担当教授に連絡し、学生証を返納して終了です。

 

一番重要なこと

両親や担当教授との話し合い。これが最も重要で、大切です。

 

多くの学生は、親が学費を支払ってくれているのではないかと思います。

それだけ大学生活を応援してくれているはずですし、いきなり退学します、とだけ告げて退学、なんてのはあまりにも失礼すぎる。

自分で稼いだお金で大学の学費を払っていたとしても、退学するとなると親は心配します。

 

退学を決めたのなら、その理由と今後の事について、しっかりと話し合う場を設ける事が一番大切だと私は考えています。

 

すんなり了承してくれる場合もあれば、反対される事だってあるかもしれません。

ですが、色々悩み考えて自ら決断したのなら、その気持ちを曲げずに貫きましょう。ここで気持ちが二転三転していると、退学意志が無いとみなされ、担当教授や学群長に許可を貰えない事があります。

きちんと自分の考えを伝えて、納得してもらえるようにしましょう。

 

退学した後の生活

退学したからといって、お先真っ暗になるわけではありません。

就職活動をしたり、他の大学や専門学校に入学したり。中には自分で起業する人だっています。

 

休学についての方でも書きましたが、少し休んで、自分の人生についてゆっくり考える時間を取るのも悪い事ではないです。

ただし、それが続くと引きこもりやニートへ変貌してしまう可能性があるので、注意しましょう。

 

なにか夢があるなら、その夢を追ってみるのもいいです。たった一度の人生ですから、自分の思うように生きてみましょう。

 

退学を考えている人に向けて

“退学”や“中退”といったワードを検索して、このブログにたどり着いた人も、もしかしたらいるかもしれません。それも、ポジティブな退学というよりは、ネガティブな退学を考えている人。

 

 

将来に向けて、やりたいことが決まっていて退学する事に後悔もない。もしくは、このまま大学にいたら、死んでしまうかもしれない、と本気で思っているならば、私は退学をおススメします。

 

なんとなく今辛いから退学しようかな、まだ次にやる事決まってないけど、今の大学生活は自分に合わないから退学しようかな、という考えの人。

退学を決めるのは早計かな、と思います。なんとなく、の気持ちで決めてしまうと、あの時退学しなきゃ…と後悔するかもしれません。

 

とはいえ、この記事を見た程度では、退学するかどうかの決意を変える事は多分できないんじゃないかと思います。

それでもここまで見ていただいたという事は、きっと心のどこかに迷いや不安があるからではないでしょうか。

もう一度よく考えて、退学が本当に良いのかを自分で決めてみてください。

 

まとめ

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今回は実際に退学をした私が、実際に行った手続き、思った事を書いてみました。

 

退学を決断する事は、人生の中でも大きな選択です。周りにも退学を決断した人は多くないのではないでしょうか。

大きな選択だからこそ、一度立ち止まり、納得のいく結論を出せるように考えてみてください。

 

大した内容ではないかもですが、一文でも参考になる部分があれば幸いです。

大学を休学する

大学を“休学”する。

休学

辛い事から逃げたい。でもどうしよう…

 

 

そもそも、休学って何だろう。大学の休学の仕方、休学中の事、復学について、私なりに書いていこうと思います。今回も文章ばかりで読みにくいかもしれません…

 

休学とは

 はじめに、“休学”というのは、在籍中の学生や生徒が、許可を得て学校を休むことです。

休学する理由としては、

  • 学費が払えないなどの金銭的問題
  • 病気、ケガなどの疾患
  • 留学、インターンシップ
  • 学業不振

 など、様々な理由があります。私の場合なら、学業不振、および将来設計の見直し、といったところでしょうか。

私が休学した事は、前回の自己紹介記事でもちょっと触れています。

 

otapon-95.hatenadiary.jp

 

ちなみに、なんとなく休学学校メンドクサイから休学、といった理由は却下されます。きちんとした理由でないと、学長さんが認めてくれません。

 

休学期間は大学様々ですが、最長3~4年がほとんどだと思います。

長期休学の場合、学期毎、年次毎に休学の延長申請をする場合もあるので、休学を考えている方は、自分の大学のホームページや履修要覧をチェックしておきましょう。

 

休学するメリット

 休学する事で、次のようなメリットが考えられます。

  • 自分の時間を多く取れる
  • 学生という身分を延長できる
  • 一度自分をリフレッシュして、すっきりした気持ちになれる

 

特に最後は重要で、普段の生活で疲れ切った自分自身を労わり、無理なく次に繋げるためにとっても大切です。体・心を壊しちゃったら何もできなくなっちゃいますしね。

成績が悪い周りの人とうまくいかない… こうしたストレスから体調を崩す人はたくさんいます。

本当にやばいと思ったら、一度休学してみてはいかがでしょうか。

 

休学するデメリット

 皆様が休学について考える場合、こちらが真っ先に思い浮かぶかもしれませんね。

  • 学習が遅れ、周りの人に置いて行かれる
  • 何もせずにいると、時間を無駄にしてしまう
  • 就職活動に影響を与えてしまう

 

いくつかは前回の記事でも取り上げました。周囲より勉強が遅くなり、同学年の友人は1つ上の学年に… さらに後輩に追いつかれてしまう。

そうしたストレスでさらに休学、戻れなくなってしまうといった事もあるかもしれません。

就職でも休学について突っ込まれた時に、マイナス印象を持たれないよう、休学中にした事をしっかりアピールできるようにする事が重要です。

 

 

ここからは、実際に大学を休学する場合についてを書いていきます。

 

休学をする

 休学手続き

休学をするには、まず“休学願”というものを記入する必要があります。

休学願は、学群教務など(大学による)に休学理由を伝える事で受け取れます。

留学の場合、休学願とは別の“留学願”を記入しますが、私は留学経験がないのでそちらは割愛します。

 

休学願には自分の名前や学籍番号、住所など一般的な事のほか、休学する理由と期間を書く必要があります。短すぎるのはちょっとアレですが、できるだけわかりやすく、簡潔に書きましょう。

 

その後、担当教員や学群長と相談します。

きちんと理由を伝え、休学中の事、復学について確認する事が、休学するうえで大切です。

その後学群教務などに提出し、休学が受理されれば完了となります。

病気が理由で休学する場合は、医師の診断書が必要になるので、忘れず持っていきましょう。

 

また、たいていの大学の場合、休学願は休学する日の1か月程度前までに提出する必要があります。

いきなり

 

「明日から休学します!」

 

というのはできません。私たちが色々手続きするのと同じで、大学側も休学に関してやる事が色々あります。

その為、休学願は余裕を持って提出しましょう。

 

休学中にできる事

 休学理由は様々ですし、休学中にできる事も様々です。

金銭的理由で休学しているなら、バイトやお手伝いをしたり。病気やケガをしているなら、しっかり休養を取って回復に努めたり。

留学やインターンで、教養を深めたり新しい発見をすることだってあります。

 

いざ休学してみたけど、何もすることが無い… という人。

最初はそれでもいいんです。時には何もせず休むのも、立派な事ですから。

 

そうしてちょっと余裕ができたら、趣味に没頭したり、新しい事を始めてみるのもまた、自分にとって役に立つかもしれません。

 

そんな私は休学時にブログを書いたり、ラーメン食べに出歩いたりしてました。

一度ブログの執筆はやめてしまいましたが、今またこうしてブログを書いてるので、何かしら思う所があったのかもしれません。文章苦手でも、ブログ書くのって結構楽しいんですよね。

 

復学をする

 休学から復学して大学に戻る場合、休学する時とは別の書類を、復学の1か月程度前に提出します。

休学期間が満了して復学をする時は“復学届”、休学期間中に、休学理由が解消されて早く復学できる場合は“復学願”を記入し、学群教務に持っていきましょう。

こちらも病気が原因で休学していた場合、医師の診断書が必要になります。

 

後は休学期間が終われば、また大学生活がスタートします。

休学した後の大学生活は、今までとは違った感じがするかもしれません。環境の変化など、戸惑う事もありますが、精いっぱい大学生活を謳歌しましょう。

 

退学をする

 休学中に、家庭の事情や一身上の都合により退学する場合、学群教務へ理由を伝え、“退学願”を受け取る事ができます。

退学に関しては次回書く予定なので、執筆が終わったら下にリンクを貼っておきます。

 

もう少しお待ちください

 

まとめ

今回は、休学から復学までの流れを書いてみました。

休学する決断は、決して簡単にできる事ではありませんし、私も悩みました。

ポジティブ、ネガティブどちらの理由であっても、他人の目が気になったり、周りより遅れる事の不安は心のどこかにあります。

 

ただし、他の人に助言を受けたりはあっても、最終的に判断をするのは自分自身です。

その判断が正しいのか、間違っているのかは分からなくても、自分が考えて出した答えなら、納得して次に繋げられるのではないでしょうか。

 

拙い文章でしたが、少しでも休学を考えている人の力になれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

はじめに

唐突にブログを書きたくなりました。

大学入学後、無気力感に襲われ留年、退学した私の事や、今考えている事なんかを吐き出す、そんなブログです。



誰も見ない、得することなんてないかもしれないけれど、誰か1人でも、何か感じるものがあれば良いな、的なスタンスでやって行きたいと思っています。